「偏食の現代人へ」もう骨粗しょう症で悩まない!自分にあった治療を見つける

今回はみなさんの身体を支えている骨についてお話ししていきます!

骨粗鬆症といえば聞き馴染みのあるフレーズでほとんどの方が、だいたいどのような病気なのかご存知かと思います。

それでは早速、現場で行われている検査や治療方法をわかりやすく説明していきます!

骨粗しょう症って何?

骨粗しょう症とは骨の密度が低くなり(骨がスカスカ)骨折の危険性が高まるれっきとした病気です。

骨粗鬆症が進行すると骨がスカスカになり脆くなるため、骨折しやすくなります。

転倒した際に尻もちをついただけ、手をついただけで骨折してしまいますし、重度の場合はくしゃみをしただけでも折れてしまう事があります。

過去に骨折した事がある場合のリスクは倍以上に上がります。

年齢が高くなればなるほど骨粗しょう症になるリスクは上がり、40代以上の日本人では、約4人に1人が骨粗しょう症と言われています。

骨折の影響は?

一度骨折の経験がある方でしたら想像することは容易だと思いますが、もちろん痛みを伴います。

さらに生活する上で少なからず影響を与えますし、QOLは低下します。

Quality Of Lifeの頭文字をとったもので、生活の質、自分らしい生活が送れているか、ということを定義されたものです。
例えば、普段の生活を100と仮定します。怪我や病気をした場合の拘束された生活がある程度普段の生活(100)に近ければQOLは高いといえます。反対に普段の生活からかけ離れ、とても不自由な生活を送る場合はQOLが低いと言えます。

他にも骨折の重症度が高ければ手術を受ける必要があります。

・股関節(足の付け根)の骨折の場合、入院費用は150〜190万円程度
・背骨の骨折の場合、入院費用は70〜90万円程度

と、かなり高額な費用がかかってしまいます。

しかしこれは入院費用だけです。

退院できたからといって終わりではなく必ず通院していただき、経過観察をしていく必要があるため、金額はもっと大きくなります。

骨粗しょう症の検査ってどんなものがあるの?

主に行われる検査を3つ紹介していきます。

レントゲン検査

背骨や股関節のレントゲン撮影(X線撮影)を行い、変形の具合、どのくらい変形が進んでいるかを確認する事ができます。

検査は1ヶ月〜2ヶ月に一度行います。検査自体は2〜3分で終わります。

レントゲンの検査では骨密度を測ることはできません。

(最近ではレントゲン検査と骨密度が一気にできる医療機器が開発されました。しかしまだほとんどの施設が持っていないので主流ではありません。)

骨密度検査(DEXA検査)

名前の通り、骨の硬さ(密度)を調べる検査となります。

この検査ではX線を使う検査、超音波を使う検査、光を使う検査など様々なやり方があります。
気になる方は日頃通いなれた病院やクリニックに問い合わせてみるといいでしょう。

X線を使う検査は当然被ばくしますが、他の2つの超音波を使った検査や光を使った検査は被ばくの心配はありません。

検査部位に関しては、背骨、股関節、腕(手首あたり)、手(指先)、かかとなど様々ありますが、検査方法や検査部位は各施設によってバラバラです。

主な施設では利き手ではない方の手首、利き足ではない方の股関節、背骨の3ヶ所を検査しています。

以前に骨折経験があり、検査部位に金属のプレートが入っている場合、その部位は検査ができません。

なぜ普段使っている利き手利き足を検査しないの?
利き手、利き足を検査しない理由は、利き手は普段の生活で利用しているので骨は比較的丈夫です。しかし利き手ではない方は普段の生活では補助的な役割でしか使っていませんので利き手に比べ、骨は丈夫ではありません。

両方検査すると医療費も時間も必要になるので数値が低い方を目安にします。そして治療が必要な場合は低い値を元に治療していきます。

検査は半年に一回、又は3〜4ヶ月に一回行われます。
検査時間は5分〜10分程度で終わります。

骨代謝マーカー測定

あまり聞き馴染みのない検査かと思いますが、この検査は血液や尿を測定し、骨がどれだけ破壊されているのかがわかるものになります。

薬物療法(薬を飲んで行う治療)をする上でどのくらい効果が期待できるかを知る上での指標としても使われています。

この検査は他の2つの検査とは異なり、X線を使いませんので被曝の心配はありません。

ですが血液で測定する場合はみなさんが嫌いな注射が待っています。。。

骨粗しょう症の治療


ここでの治療の目的は「骨折の予防」になります。

薬物療法、運動療法、食事療法の3つに分かれていますのでそれぞれ説明していきます。

薬物療法

これは注射により予防していきます。薬物の目的は、

①骨が壊されるのを防ぐ薬
②骨をつくる薬
③上記両方が含まれた薬

があります。

一見すると③だけでいいように見えますが、患者さん一人一人、原因は違います。

ですので自分にあった薬を使う必要があります。

他にもカルシウムやビタミンが含まれた薬もあります。
治療期間は年単位の長期的なものになりますが、地道な努力が重要になります。

運動療法

運動は骨を強くすることが期待できるため、また筋肉を鍛えることにより転倒予防にもつながります。
筋肉を鍛えるといってもジムに行って器具を使うわけではなく家で簡単に出来る内容のメニューを考え、患者さん一人一人に提供されます。
(例えば、片足立ちなど)

食事療法

骨の成長に大きく関係するカルシウムを意識的に摂取することによる予防です。

しかしカルシウムだけを摂るのではなく、カルシウムの吸収を促進してくれるビタミンやタンパク質等があるので、より効果的に毎日続けられるよな食事も提案されます。

牛乳やチーズなどの乳製品、豆腐、わかさぎ、ひじき、納豆etc…

骨折予防は?


一番の予防は転倒しないことです。

その為にはなるべく転ぶリスクを減らすことが必要になります。

例えば、

・家の階段に手すりをつける。
・靴や靴下を履く時は座る。
・作業する時は部屋を明るくして暗い中で作業しない。
・部屋を綺麗にして、つまずくリスクを減らす。
・両手に荷物を持たない。
・必要な場合は杖を使う。

など考えればいくらでもあります。

これらを意識することによりリスクを減らすことは可能です。

簡単ではありますが骨粗鬆症についての説明でした。

検査や治療は患者さん主体で行われるため、検査を行いたい場合は担当の医師に伝えれば検査や治療を行うことは可能です。
しかし、必要がない場合は検査はできますが、治療が受けられない場合はあります。

逆に、医師から検査の提案をされた場合でも、断ることは可能です。

なので、まずはあなたの意思や考えを話すのもいいでしょう。

もし治療を希望の場合は、定期的に検査や治療のために施設を訪れることになるため、なるべく通いやすい施設を選ぶのが良いでしょう。

この記事を読んで頂いた方の未来の手助けになれたのであれば幸いです。

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