「5分で丸わかり」肝臓の機能とは?肝臓の病気と

あなたは肝臓についてどのくらい知っていますか?

アルコールを控えれば肝臓は大丈夫だと思っている方はこの記事を最後まで読むことをオススメします。

アルコール以外にも気をつけなければいけないことがあるので1つずつ簡単に説明していきます。

肝臓の機能とは?


口から摂取した栄養素を体で使えるようにしたり、貯蔵しておき必要になったら送り出します。

お酒に含まれるアルコールやタバコのニコチン、乳酸といったいわゆる体にとってよくない物質を無毒化してくれる働きもあります。

肝臓の下には胆嚢という臓器があり、そこから胆汁という液体を分泌しています。

胆汁の働き
脂肪などはそのままでは水に溶けない。それをうまく吸収するように胆嚢から分泌される胆汁で脂肪を乳化させ吸収しやすい形へ変化させる。
そのほかにも免疫細胞のコントロール、体温の維持など様々な役割を持っています。

肝臓の機能が凄いがゆえのデメリット

肝臓は健康な人であれば全体の30%〜40%を使って生活しています。

これはもし病気になった際に一部が機能しなくなっても体全体としてみた時に正常に働くようにするためです。

肝臓の再生機能はとても高く、たとえ一部に病気が見つかった場合にその一部を取り除かなければいけない場合でも元の大きさまで回復することができる唯一の臓器でもあります。

しかしこのように肝臓は自己解決するため、炎症が起きたりウイルスに感染するなど多少の問題が起こっても元に戻ることが出来てしまいます。

そのため肝臓に負担がかかって何らかの変化が起きたとしても自覚症状として現れにくいです。

それにより、自覚症状が現れた時にはかなり状態が進行してしまっていることがあります。

普段から肝臓に負担をかけないように生活習慣を見直すことが大事です。

肝臓の病気


代表的な肝臓の病気をいくつか紹介していきます。

脂肪肝

消化器外来において脂肪肝はもっとも頻度が高い疾患です。

外的要因としてあげられるのは肥満、糖尿病、アルコールの過剰摂取があります。

それ以外にも内的要因ではステロイドなどの薬物関係、内分泌疾患などの特殊な場合もあります。

外的要因とは食べ物や体外から受ける影響が多く関係していること(食べ物や飲み物など)
内的要因とは体内で起きていることが病気に関係していること(ホルモンなど)

診断の確定方法としては超音波腹部エコー(画像検査)や肝生検(組織検査)をします。

脂肪肝は可逆性疾患であるので予後はとてもいいです。

可逆性→元の状態に戻る
不可逆性→元の状態には戻らない
治療方法としては脂肪肝になった原因に対してのアプローチをするのが基本です。

治療は比較的簡単ですが、大切なのは治療後です。

食生活を気をつけない限り脂肪肝を繰り返すことになります。

肝硬変

脂肪肝が重篤化して肝硬変へと移る場合がほとんど。

そのほかにもB型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスなどのウイルス性疾患、脂肪肝の原因でもある長年のアルコールの過剰摂取、薬物関係の場合があります。

その中で80%近くが肝炎ウイルスで10%がアルコールが原因となります。

残りの10%は代謝性疾患など免疫に関係してくるものです。

肝硬変もそうですが、発症した初期であれば必ずしも自覚症状があるというわけではありません。

しかし状態が悪化していくと出血や腹水(お腹の臓器外に水が溜まること)など重篤な症状が現れ、命に関わる可能性が出てきます。

肝硬変は不可逆性の疾患であるため、ある程度進行してしまうとほとんどの場合、元の健康な肝臓には戻りません。

症状が進行してしまい肝不全、肝臓ガンといった重篤な状態になると治療が困難になります。

ですので定期検診などを利用して初期の段階で見つけることが大事になってきます。

肝臓ガン

肝臓癌は肝臓そのものから発生した原発性肝臓ガンと他の臓器で発生した癌が転移してきた転移性肝臓ガンがあります。

原発性肝がんの90%を占めるのが肝細胞癌と言われるものです。

日本では年間30,000人近くの人が肝臓がんでなくなっており、男性の癌による死亡原因第5位となっています。
(1位肺がん 2位胃がん 3位大腸ガン)

肝細胞癌のほとんどは基礎疾患として慢性肝炎や肝硬変といった長年の蓄積による慢性的な肝臓病が関係します。

細胞の破壊と再生を繰り返すことで、突然変異が起きやすく、癌化してしまいます。

予防


肝臓病の原因には様々ありますが多くを占めるのがウイルス感染です。

B型肝炎の感染経路は血液、性行為などで感染力が非常に強いのが特徴。

C型肝炎の感染経路は輸血によるものがほとんどです。

C型肝炎にかかった人の6割が慢性化してしまうことがありそこから半分が肝硬変になってしまいます。

よく、アルコールを控えれば肝臓は大丈夫だと思っている人が多いかと思いますがそういうわけであかりませんので注意しましょう。

肝機能を高める方法

・十分な睡眠をとる、ストレスを溜めない
・栄養バランスの食事
・運動不足にならない
などがあります

そのほかにも高タンパクで高ビタミンの食事をすることにより肝臓を助けてくれます。

肝臓を支えてくれる食べ物
うなぎ、レバー、ほうれん草、チーズ、ブロッコリー、レモン、マグロ、大豆、ごま

定期検診

肝硬変の場合では採血や画像検査などを3ヶ月に1回受診することをオススメします。

肝臓には様々な値や数値で機能を判断しています。

代表的なものを紹介していきます。

γGDP
肝臓の解毒作用に関係するものです。
アルコール性肺炎の場合、数値が上昇します。
GOD
肝臓以外にも腎臓や心臓にも存在します。
アミノ酸をつくりかえる働きがあります。
GPT
肝臓の細胞に存在する酵素です。
GPTの数値が高い場合は肝臓に異常があると言えます。

検査方法

・血液検査・超音波検査・CT・MRIなど様々あります。

これらすべてを定期検診で行うわけではありません。
一昔前では侵襲性検査(痛みが伴う検査)がありました。

今では非侵襲性検査(痛みの少ない検査)でも肝臓の状態を見ることができるようになっていますので定期検診を希望の場合は受診することをオススメします。

まとめ

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれ、ある程度症状が進行しないと気がつきにくいです。

早期発見できれば比較的簡単に治りますが、発見が遅れてしまうと手遅れになることも。

そうならないためにも年に一回の健康診断で異常が見つかればしっかりと検査、治療を行いましょう!

肝臓以外にも膵臓も「沈黙の臓器」と読まれています。
膵臓も詳しく知りたい場合はこちら!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。