マンモグラフィが痛い理由は被ばくを減らすため!?現役で働いている人がわかりやすく説明します!

病院に勤めて数年が経ちましたがマンモグラフィを終えた患者さんからのクレームは日常茶飯事になりつつある今日、改めて検査の目的や実際どのようなクレームがくるかをご紹介しようと思います。

加えて女性の方なら一度は経験がある、もしくはこれから経験する方がほとんどだと思います。

・なぜあれほど痛く圧迫しなければいけないのか?
・これから検査をするけど不安・・・

こんな思いを抱えている方の不安を解消して頂けるように書きました。ぜひ最後までご覧ください!

マンモグラフィーとは


乳房を特定の検査機器に挟み、放射線(X線)を使い検査を行います。

検査時間は5分程度で終わりますが、かなりの痛みを伴います。
ご自身の乳房を機械に挟むわけですから、圧迫されてます。

しかもかなりの力(120N)で潰す為、かなりの痛みを伴う検査となっています。

検査の目的は乳がんはもちろんのこと、ガンの原因である小さな石(石灰化)も見つける検査となります。

なんであんなに圧迫/潰す必要があるの?


検査経験がある方ならもうやりたくなと思う人が多いはずです。

もちろん、かなりの強さで潰すのですから、理由がなければただの拷問ですよね。
ここではなぜ自分の乳房を挟み、圧迫する必要があるのかについて説明していきます。

被ばく線量を減らす

乳房の厚さを薄くすると患者さん自身の被ばく線量を少なくできます。

ここからは少し専門用語になってしまいますが、X線が身体に当たると散乱線というものが発生して、それが被曝に関係してきます。

しかし乳房を薄くなることにより被曝の原因である散乱線が減る為、結果として被ばく線量を減らすことができます。

乳腺の重なりを少なくする

圧迫することにより乳腺同士の重なりを減らすことができます。

乳腺とは胸が垂れないように支える役割がある、年齢とともに減少する
もともと乳がんの原因となる石灰化はとても小さいため見つけるのが難しいです。

比較的若い方は乳腺がとても発達しているため、その中から小さな石を探すのがとても困難になります。

ですので出来るだけ乳腺同士の重なりを無くして石を見つけられるようにする目的で圧迫を行います。

胸筋が写るようにする

検査の際に、かなりの力で乳房が引っ張られると思いますが、これは胸筋が写るようにする為です。

なぜなら乳腺は胸筋より内側には存在しない為、胸筋が写れば乳腺のすべてを確認できたという証明になるのです。

もし胸筋が写っていなかった場合は見落としの原因になりますので、検査する側は常に胸筋まで写るよう、患者さんの乳房を引っ張るのです。

このように圧迫する理由は様々あります。

しかし、痛みのデメリットよりも検査するメリットの方がはるかに大きいのは確かです。

マンモグラフィーはどれくらい信じていいの?


定期検診で行われていて、国からも推奨されている為、頼りにしていい検査です。

しかし、マンモグラフィーでは検査する方の技量で大きく左右されます。

ですので人によっては、あるものがないように移ってしまう可能性もあります。
さらに比較的若い方は乳腺が多く存在します。

乳腺が多いとどうしても病変がある場合、見逃してしまうことがあるのです。

ですので年齢が比較的若く、乳腺が豊富な方は超音波検査をすることをお勧めします。

この2つを組みあわせればお互いのデメリットがなくなり、より確実に見つけることができます。

超音波検査って何?


よく妊婦さんがお腹の赤ちゃんの様子を見るために行う検査です。

もちろん名前の通り超音波を使用するため被曝の心配はありません。
マンモグラフィーで問題になった乳腺の影響を超音波検査では問題になりませんので、マンモグラフィーのデメリットを超音波検査で補うことができます。

超音波検査では多少圧迫を行いますが、マンモグラフィーほど痛みを伴うことはないので安心してください。

しかし、超音波検査もまた、検査する方の技量が大きく関係してしまいます。

検査時間は大体10分〜15分程度で行われます。
検査の時に皮膚との摩擦を和らげるためジェルを使用します。

場所によっては温めてないところもあるので冬に行うと、とても冷たい思いをします。。。笑
検査室も他の部屋とは異なり、少し薄暗いので眠気とも勝負です!

たまにこちら側から話かけても反応がなく、ぐっすり寝ている患者さんがチラホラ・・・

どのくらいの強さで圧迫してる?


およそ120N(ニュートン)という力で圧迫しています。

これは大体12kgの重さのものを乗っけているくらいです。

患者さんの体厚により多少変化はしますが、大体の目安がこのくらいです。
機械上部に表記されると思いますので気になる方は見てみるといいでしょう。

わからない場合は、担当の方に聞いてもらえれば教えてくれます。

私も経験しましたが、とても痛かったです。泣

これを定期検診として行うのはとても憂鬱になりますよね。。。

簡単な検査の流れ


金具のついた下着を着用したままでは検査ができませんので着替えをお願いされます。

放射線科は男性が多いイメージかと思いますが今ではどこの施設もマンモグラフィーの検査では女性が対応しています。

実際に病院の求人にもマンモグラフィーの特別な資格を持った女性の方を募集をよく見かけます。

ある程度設備の整った場所であれば男性ではなく女性が対応していますので安心してください。

もしわからなければ問い合わせていただければ必ず答えてくれると思います。

実際に撮影になると、左右片方ずつ様々な角度から撮影を行われます。

乳房といっても乳がんには好発部位があるので撮り洩らしが無いよう、様々な角度から撮影をする必要があります。

検査時間は5分〜10分程度で終わりますが、痛みを伴うので長く感じると思います。

当然痛みを伴うため、患者さん自身がストレスを感じトラブルになったと耳にする機会が多いのも事実です。

検査前に必ず説明を受けるかと思いますが、検査に対し疑問等がある場合は素直に聞くことをお勧めします。

どのようなことでトラブルになるの?


毎回とは言いませんが、特に初めてマンモグラフィの検査を行った方が痛みに耐えられなくてトラブルとなるケースが多いです。

必ず検査する前に口頭で説明、または検査案内の紙などを渡されます。

ここで1つ

患者さんは説明を聞いていない!!

これに尽きます。

皆さんとは言いませんがいくら説明しても適当に返事をされます。。。

ですのでこの記事を読んでいただいた方はどうか先生の話は聞いてあげてください!

今回はこの辺でまとめに入らせていただきます。

正直なところ、私の周りにはあまり定期検診を行っている人は多くありません。

しかし少し前、有名芸能人が乳がんで亡くなったニュースが流れると一気に患者さんの量が増えますが、1ヶ月もしないうちに検査室前はガラガラになるのが現実でもあります。

もし周りに同世代の方がいるのであれば誘って検査することをオススメします。
ぜひ自分のためにも検査を受けてみてはいかがでしょうか?

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