「身近に病気を申告された人がいる方必見」周りの人がしてはいけない事を経験者が伝える

今回は重い病にかかってしまった患者さんの心情についてお話ししていきます。

現代は生涯で2人に1人が、何らかの「がん」に罹患する時代と言われています。

乳がんの場合は女性の14人に1人が乳癌に罹患するという統計もだされるほどです。

私の知り合いは、今から数年前に乳がんと診断された1人です。

その経験を踏まえて診断後の心情や患者さんを取り巻く周囲の人の接し方などは、どうあるのが理想的かを書いていきます。

病院に勤めていると毎日色々な症状の患者さんと出会います。

私がこれまで経験したことや聞いたことが誰かの参考になってくれるなら、本当に嬉しく思います。

では当時のことを振り返りながら書いていきます。

乳がんと診断された時の気持ちと心情


医療が進歩して人生100年と言われるようになっても、やはり「ガン」と診断されれば、ガン=死 というイメージが強烈に頭に浮かびます。

私自身も病院に勤めるまではそうでした。

友人がガンの告知を受けた時は一瞬凍りついてしまったような、時間が停止してしまったかのような感覚だったことを覚えています。

有名な精神科医のエリザベス・キュブラー=ロスは、がんの患者さんの心の移り変わりは、下記の5段階に区分されるとしています。

1、否認と独立:頭では理解しようとするけど、感情的にその事実を否認している段階
2、怒り:「どうして私がこんな病気にならなきゃいけないの」という怒りに囚われる段階
3、取り引き:神様や仏様にすがって助けを求めたり、死期を遅らせてほしいと願う段階
4、抑うつ:「これは避けて通ることができないんだ」と知る段階
5、受容:現実に置かれた状況の中で変化や抵抗をしようとせず、その過程や状況を理解しようとする段階

もちろん、各段階にとどまっている時間などは個人差があります。
ですが、必ず自分が置かれている状況を受け入れられるように変わっていくのです。

周囲の人が接し方で気をつけたいこととは?


がんの告知を受けた人に対して周囲の人は、どんな接し方をしたら良いのかと困惑してしまいますよね。

特に関係の深い下記の「家族、職場、友人」の3つに分けて紹介します。

家族

家族は、ただ側にいて見守っていただきたいです。

側にいて何もできなというのも辛く、苦しいでしょうけど「頑張って」、「しっかりしてね」、「あまり考えちゃダメよ」などの声かけをすることは禁物です。

ガン患者さんは十分、頑張っています。
この時期は、ただ家族が側にいてくれるだけでOKなのです。

日頃あった、たわいもないことで全然大丈夫です。
無理に励まそうとするより普段のように接してあげるほうが気持ちは楽です。

職場

ガンのできた部位、進行度、ガンの種類、治療内容は1人1人異なります。

治療内容による副作用を千差万別ですが、医学や医療技術の進歩によって治療しながら仕事を続けることも十分可能になってきました。

がん患者さんへの就労支援はそれぞれの患者さんによって異なります。

ですが今のうちに、ガンと診断された時に相談できる窓口は「どの部署の、誰なのか」を周知しておくとよいです。

その上で勤務日数や勤務時間、仕事内容、避けた方がいい作業などを伝え、関係する人と話し合いの場を持ってもらえるようにできればベストと言えます。

もし同じ職場に疾患を持った方がいるのであれば接し方や話す内容なども考えてあげましょう。

うまく励ましの言葉が見つからないから距離を取る」というのはのはやめましょう。

友人

ガン患者さんが友人に病気のことを伝える、という時は治療が落ちつて気力や体力が落ち着いてからのことが多いようです。

その理由は前途した通り、患者さんはガンであることを認め、受け入れる。そして、治療に入ることになります。

患者さんの立場としては日々、現実を受け入れていただくだけで精一杯な状況なのです。

なので、友人も家族と同様に見守っていただきたいと思います。
患者さんの心身の状態が落ち着けば連絡をくれるでしょう。

その時が来るのを待ってあげてください。

ですが連絡がきたからといってズカズカ病気について聞くのではなく、友人が話してくれた内容に対してだけリアクションしてあげてください。

無理に励ましの言葉を探す必要はありません。

ありのままで大丈夫です!

乳がんに罹患して改めて感じたこと


ここからは実際に乳がんと申告された友人や病院で出会った患者さんを代弁して伝えていきます。

乳がんに罹患して感じたことは、早期発見と早期治療の大切さです。

友人の場合、乳がんと診断される前に半年前に市の乳ガン検診でマンモグラフィーと触診を受けていました。

その時の結果は、「異常なし」でした。

でも半年後には、しこりを自覚し県内の乳腺科クリニックを受診したのです。

その時にはもう、ガンの進行がⅢ(a)になっていました。

後になって、乳がん検診はマンモグラフィーだけでは不十分であることがわかったのです。

乳がん検診で早期発見をする為には、マンモグラフィーと超音波検査を併用するのがベストなのです。

その理由は「高濃度乳腺」というタイプの乳房の場合は、「マンモグラフィーでは異常なし。でも、超音波検査では異常を認める」ということがあると言われています。

ですから、乳がん検診を怠らないこと。

そして、いくら検診を受けたとしても自分の体に異常を感じたら面倒がらずに早く病院に足を運んでいただきたいと思うのです。

ガンは今、治る病気になっています。
ですが、やはり早期発見と早期治療ができれば心身の負担は軽いのは当然です。

そして経済的な負担も少なくて済むのです。

自分の身体は、自分で守ることが大切です。

自分の身体と向き合っている時期が一番長いのは自分だから、「自分の身体の主治医は自分」です。本当に。その通りだと思います。

まとめ


ガンは今、誰でも罹患する可能性がある病気です。

ガン患者さんは本人が最初のうちは現実を受け入れるまでは時間がかかって当たり前。

ご家族は見守り、支える気持ちがあれば十分です。

また、乳がん検診はマンモグラフィーと超音波検査を併用して受けるのがオススメです。

あとは自分の身体に異常を感じたら、早めに病院に足を運んでいただければと思います。

※マンモグラフィと超音波検査について詳しく書いた記事はこちらです。

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